誰もいなくても俺はここにいる

April 02, 2024

音楽をやっていてつくづく思うが、強烈に何かを成し遂げる人は、みな自分のやってることに迷いがない。
正確には、迷いがないなんてことはないのだろうけど、自分の魂を凝縮したときに何が残るかを理解している。
外から貼り付けられたものや、ふりかけられたものではなく、自分が何を求めるかを真に追い求めている。

音楽をやっていて1番虚しいのは、場に振り回された時だ。
場に貢献するのも大事なことだが、それ常に正義でいいわけでもない。 場というのは、常に変化し、気まぐれで、そこに誠実さや秩序やルールがあるとは限らない。
それに1番虚しいのは、場を狙って場にすら響かなかったときである。
その時そこには何も残らない。自分さえ。
それほどに後悔することはない。
そうして落ち込んでいるうちに車輪も止まってしまう。

これはまたデザインニングとは異なる。 これは紛れもなく、自分発信のクリエイティブであるから大切なことだ。

どんな時でも、まず自分を喜ばせること。
誰も喜ばなくても、自分への誠実さだけは決して裏切らず、その純粋さの延長に初めて他人への働きかけがある。
自分に不誠実であるひとが輝いている様を僕は見たことがない。
金銭の輝きではなく、心身の輝きの話だ。

まずは自分の純な望みを見極めること。

"芸は車、時代は雨"

周りの評価や評判、影響といったものから逆算することを一切やめて、自分がどうしたら後悔しないかをまず考える。 それに尽きる。